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今年もあと1か月ちょっとですね。
今年も一年金融市場は色々とありましたね。今年の一番のニュースといえば
新NISAが発表されたこと。
- 非課税保有期間の無期限化
- 口座開設期間の恒久化
- つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
- 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能。)
- 非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能。)
今朝通勤中にこの動画を見まして…(泣)
この方は元セゾン投信創業者で会長CEO(最高経営責任者)を務めた中野晴啓(なかの はるひろ)さんです。
投資界隈ではかなり有名な方で経歴等は動画をみていただければと思います。
私も営業マン時代にセゾン投信のセミナーに行ったことあります。
・長期分散投資
・ゆっくりお金持ちになろう
荒れ狂っていた証券業界をまっすぐな方向へ転換をさせようとこの言葉を言い続け、尽力される姿に感銘を受けました。
金融業界に勤めていた我々はいかに手数料を取るために顧客に買っていただくかを一生懸命考えて、行動をしていた事実からは逃げることはできません。
偉そうにこんなこと言える人間ではないですが、あの頃からこの方は変わらず行動し続けたのだなぁ…と思いました。
ただ今回セゾン投信を事実上の更迭、つまり【解雇】【クビ】とのことで…
これにはとてもショックを受けました。
セゾン投信が考える未来の会社像と中野氏が考える会社像。
お互い間違っていないと思います。
会社は営利無くして存続できません。
ただ中野氏の理想像はすぐ手に入る営利構造ではありません。
インデックス投資の果実が実るまでには10年、15年、30年と時間がかかります。
それを保有し継続し続けることが一番難しい。
特別な力のない平凡な自分ができる唯一のお金持ちになる方法だと思っています。
この考えを説き続けた中野氏は今のセゾン投信にはいらない子になってしまった…。
この事実を知って私はただ…
論語とそろばんは成り立たなかったか…。
と思ってしまいました。
論語とそろばんとは、渋沢栄一が執筆した本のタイトルであり、
論語=道徳
そろばん=利益
とされ、果たして両方を叶えることができるか?について書かれています。
私は出来ずに営業マンを辞めました。
頭と心は別もんでした。
中野氏がクビに…私は涙を流してしまった。
中野氏は相当悔しかったのではないかなと思います。
ただ私達インデックス投資家がやることは変わりありません。
長期、つみたて、分散投資を保有し続ける
この真実は不変と考えます。
コストの安いインデックスファンドをコツコツ長期に渡って、自分自身ができる範囲で積み増していくこと。
この退任劇を目の当たりにしてさらに長期保有の大切さを学べた気がします。
中野さんとりあえずお疲れさまでした。あなたのおかげで投資の基礎を学ぶことが出来ました。
とても悲しいですが、更なるご活躍をお祈りいたします。
初めて投資したセゾングローバルバランスファンドは持ち続けます。
正しさの中にやらしさを。
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